ワー

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雑記

宝塚記念

三連複と三連単に突っ込んだが、ユニコーンライオンを外していたため撃沈。これだけ終盤がハイペースになるとは思わなかったし、その中でユニコーンライオンにレイパパレを差し返す脚があるとは思いもしなかった。完敗である。
今回はクロノジェネシス軸で臨んだが、その読みは当たっていた。直線まで前方に位置取り、最後の最後にブチ抜く王道かつ強者の競馬! やっぱり強者が真っ当に実力を見せつけて完勝する展開が好きだ。強くあるべき者が誰にも触れられない高みにいる様子を見ると惚れ惚れしてしまう。
まあカレンブーケドールやキセキが勝っていたとしてもそれはそれで惚れ惚れしてたと思うけど。寺山修司が言うように、「八頭のサラブレッドが出走するならば、そこには少なくとも八編の叙事詩が内包されている」のだ。別に読むべき叙事詩を絞る必要はない。

よかったもの

小川一水『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』

読み終わった。やっぱりセリフ回しがキツい……ものの、ラストの怒涛の展開で一気にブチ上がってしまった。熱血モノの最高潮に持ってこられる恋愛シーンは最高。
あえてジェンダー不平等の取り扱いに焦点を絞ると、「雇用機会の不平等に対して実力を見せつけることで抵抗する」というやり方はちょっと筋が悪い。第二波フェミニズムにおいて、雇用機会の獲得の末に女性を待っていたのは、インテリ白人女性とその他の分断だった。インテリ白人女性はただちに高収入を得ることができたが、例えば黒人女性はそもそも満足に教育を受けることができないため働き口がない。そして働けたとしても低賃金・長時間労働と家での無償労働の二重労働に苦しめられる……その上、味方であったはずの白人女性たちは「良い仕事を獲得できないのは自己責任」と言い出したのだった。本書でいえば、高等教育を受けたテラと規格外の飛行時間を持つダイオードはかなり特権的な立場であり、彼女らの勝利は構造の改革にはつながらないだろう。もちろん彼女たちは活動家ではないし、終盤にもあるように自分たちがなんとかなれば他は知ったこっちゃないという立場なので、これは本書の批判にはあたらない。

くるり - 天才の愛

youtu.be

めっちゃくちゃよかった!!!歌詞も音もねじくれたストレンジポップから入ったと思えば、上の動画のように歌謡曲的なメロディを持つ直球勝負の曲を仕掛けてきたりする。後半にはお得意の60~70年代的インストロックナンバーがあったり女性ボーカルの収まりの良いポップがあったり、とにかく多彩ではあるのだけど、それでいて特有の叙情が貫かれていてアルバムとしてのまとまりがいい。これは名盤でしょう……!

三峰結華Landing Point

ひたすらPが三峰さんの自分でも意識しない無理を捉え、ケアしていくシナリオだった。これが初期に入っていたらフーンという感じだったのだろうが、ソロ活動の着地点という文脈でこういった話が出てくることはありがたい。積み重ねてきたものがあってのこの距離感なのだ。もう三峰さんが動点Pとの距離を求める必要はない。
TwitterではPが「理解のある彼くん」と言われていて笑ってしまった。いやあんまり良くない語彙なのだが。しかし【それなら目をつぶりましょう】とかの頃は一歩間違えたら即シャッターが下りる緊張感があった分、そのゾーンを踏み越えたことを描くのならもうPはプレイヤーの想像を超えた察しの良さを示すしかない気がする。いつまでも理解の権化でいられても俗悪な消費者であるプレイヤーは飽きてしまうので、そのうち何らかの問題が設定されるのではないかと思うが、果たしてそれは何になるんだろう。今から次のカードが楽しみだ。

筋トレ

ベンチプレス 50 * 10 * 1、80 * 5 * 1、80 * 3 * 2
マシンフライ 55 * 10 * 4
ディップス 補助26 * 10 * 3

ベンチプレス苦手部。
減量開始前は80kg5回なんてウォーミングアップだったのに、今ではやっとだ。ここまで落ちるとは……
ベンチプレスが一番挙がってたときは週2~3でやっていたので、結局丁寧に準備運動しつつ何回もやって慣れるのが一番大事なんだろう。気合だけじゃなく面倒なことを毎回きっちりやる努力が必要だ。福丸小糸さんとか得意そう。
「へ~!? シャフトだけで2時間~!?」
「ふふっ すごいね、児玉大紀だ」
「偉いね、小糸」
「そ、そんなこと……! みんなの方が、重量だって扱えるし、ブリッジも高くて……」
まあ僕の場合はそんなに頭でっかちにならなくても、シンプルに増量してガムシャラに重量追ったらまだ伸びるんだろうけど。