ワー

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雑記

可能性

久々に友達から連絡があり、見ると船を運転している写真が添付されていた。
なんでも、お盆休暇を利用して船舶免許を取得しているらしい。写真はその研修風景のようだった。住んでいる場所は成田だし、当然船を持ってもいないし、別に釣りが趣味でもないのに……何で取ろうと思ったのか全然理解できなかったが、本人曰く「暇だから」とのこと。バブルの思考回路か?
自分が絶対やらないようなことをやっている人を見ると、なんとなく「何をやってもいいんだな」と思えて安心する。「どうとでも生きていける」という実感は案外得難いものである。ありがたい。

素材の味

最初は味のしない飯を口に入れるのが苦痛だったが、もはや慣れた。が、慣れたことによって今度は「味」というものがどういうものだったか思い出せなくなってきた。今は何を食べても食感と塩気の多寡以上の違いがほとんどないが、かつては本当に鶏肉なら鶏肉固有の味が、牛肉なら牛肉固有の味を感じられたのだろうか? 「素材の味」というものが一種のファンタジーに思える。

病状

相変わらずぼんやりとした頭痛。熱はもう完全に下がったが、嗅覚障害と味覚障害が改善する様子はない。集中力を欠くのも相変わらず。
14日になったら外に出ても良いらしい。とはいえ味覚障害と嗅覚障害が改善しない限りは、外に用事はないだろう。せいぜいジムに行くくらいか。

よかったもの

ドキュメント72時間」のストリートピアノ回はすごかったですね……

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日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」日本SF作家クラブ賞。お題となった共通の冒頭の活かし方、話運びのうまさ、モチーフの重ね方、そして現実に反射する鋭さ。お手本のようなSF短編で舌を巻いてしまった。若干お手本的すぎる気もするが。

ラズウェル細木『う』松の巻

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主人公がひたすらうなぎを食べ続ける。本当にそれだけの漫画。うなぎ以外は一切ない。名店紹介とか美味しんぼ的バトルとかそういうのもなく、ただただうなぎを食っているだけ。それで漫画になるのか?と思ってしまうが、なっているのだからすごい。
うなぎの描写も絶妙で、見ているとうなぎが食べたくなってくる……はずなのだが、残念なことにコロナに破壊された今のぼくにはもはや「味」「香ばしさ」といった概念が思い出せない。かなり無である。なんで今読んだんだ? でもうなぎ一本で貫き通す技量は存分に感じられ、面白かったです。

月ノ美兎 - 月の兎はヴァーチュアルの夢をみる

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平沢進とは関係ない月ノ美兎の1stアルバム。月ノ美兎にいろいろな人が楽曲を提供する、というよりかは各々の「月ノ美兎」像と音楽性のすり合わせが一曲ずつ行われているアルバム。東方のボーカリスト主宰コンピなどではこういう形式もあったなあ、となんとなく懐かしく思い出された。
広川恵一の「ウラノミト」、長谷川白紙の「光る地図」、NARASAKI大槻ケンヂの「浮遊感UFO」が特に好み。