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雑記
発想
髪を切った。今月の「短歌ください」はよかったけど、順当によかったので一首も覚えていない(美容室で読むんじゃなくて自分で買ったらいいのに……)
穂村弘はとにかく「くびれ」を重視するので、紙面にもけっこう一読して「オッ」となるような発想勝負の歌が集まることが多い。いくつかの雑誌に掲載された人の短歌を見ても、「短歌ください」掲載歌だけ明らかに毛色が違う。ということで、あんまり繊細な短歌にギアを合わせて挑まなくてもいいので髪を刈られながら読むのにはちょうどいい感じがある。失礼極まりない話だが……
平日
最近平日の夜に何もできていない気がする。日記に時間をかけすぎているというのもあるかもしれない。実家にいた時はいいバランスだった気がするし、少なくとも1時間以上はかけないようにしたい。
書きながら気付いたが、実家の夜が穏やかだったのはTwitterを見ていなかったことのほうが大きい気がする。Twitterを見ない。Twitterを見ない!
よかったもの
風俗店の情報まとめサイトで「ぴゅあらば purelovers」ってあるんやけど、ウソすぎる
— ベテラン中学生 (@_vetechu) 2021年10月11日
今日スーパーのお菓子コーナーで、小さい子を連れたお父さんが突然勢いよく「いとをかし!」って言ったので思わず振り返った
— 史也 (@fuhit0be) 2021年10月11日
happy bat pic.twitter.com/2UHcYI2fMz
— Out of Context Pokemon (@OoCPokemon) 2021年10月10日
原価100倍、テンバイマン
— 戸田広 (@hiroshitoda) 2021年10月11日
学生同人転売記事公開停止になってるので公開元会社見たら企業理念に沿った運営してて大変感心した。 pic.twitter.com/pnw4kZhmYt
— 銀朱 / ginsyu (@shidareouka) 2021年10月11日
”悪のインターネット”だけど正直めちゃくちゃおもしろい
クルクルするな pic.twitter.com/J7Vnh6LRJV
— オー プ ナ ー (@NANPAkotoba) 2021年10月10日
良いマン 無理なもんは無理 pic.twitter.com/7LtvAwcdSh
— 良いマン (@iiman_good) 2021年10月11日
お大事にしてほしい
【全てのドードロジスト(ドードー好き)たちへ!】取材開始から7年の堂々めぐりを経て『ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って」(川端裕人 岩波書店)出版。現代日本のドードー情報の最上流だと自負します。読まずしてドードーを語るな!って https://t.co/x7pPiyW7UI pic.twitter.com/r7aONwUcoh
— 川端裕人 『空よりも遠く、のびやかに』『「色のふしぎ」と不思議な社会』 (@Rsider) 2021年10月10日
これもアメリカのステレオタイプですが、ドライブインにやってきた客の車まで注文を届けるのがカーホップ Carhops。よくローラースケートとセットで描写されるあの娘たち。そもそもあのマクドナルドは1950年代の到来前にカーホップを廃止してセルフサービスにしたことで世界を征することになる。
— bantowblog (@bantowblog) 2021年10月10日
へー、と思ったツリー。あの衣装はCarhopというスタイルが由来だったんだ。もともとドライブインの客に配膳するための形式だったんだな。あんまり気にしたことなかったけど、確かに店内でローラースケートを履くのはおかしい。広い駐車場を駆け回るための装備だったのか。 しかし今になって思えば、チエルアルコのフェスイラストがこのゴリゴリのステレオタイプなのは凄いな。コミュ内容に関して、自分だったら「色」に言及されるのは嫌だ、という感想を見かけたこともあるが、さもありなん。この時のめぐるさんはアイデンティティとしてのカラーの存在を疑いもしていないはずだ。その点でシナリオの内容とこの衣装は矛盾しない。そして、そこに踏み込むシナリオが「Star'n dew by me」だったというわけだ。完璧やね。
Yussef Dayes - Welcome to the Hills
今や押しも押されもせぬ最重要(この言い回しよく見るけどなんなんだ?)UKジャズドラマーのリーダー作。Yussef Dayesかなり好きな気でいたのになぜ今まで聴いてなかったんだろう?
ライブ盤だからか、思ったよりだいぶアツくてうれしい。Yussefはどこへ行っても心地よくもダンサブルな動きのあるグルーヴを添えてくれるのだけど、それにしたって他のメンバーがどうやり合うかでプレイの熱さは変わってくるのだな、という当たり前のことに気付かされた。ジャズのMCで「Make Some Noise」とか出てくるのカッコいいすね。
朝井リョウ『何者』
読み終わった。そうよね……という展開。刺さらない人はいないような話、というか小説を読んでいる時点で刺さらざるを得ない話なのである点ではメタフィクション的でもある。
朝井リョウの作品を読むのは初めてだけど、キャラクターの類型化のうまさとか、背景の語らせ方とか、感情の吐露をがっつりキャラクターの長広舌で見せていくところとかは、ラノベ的というよりもむしろ演劇的な気がする。場面転換は多いけど、書き割りの舞台でも十分成立しそうだ。それでも、言葉選びや仕草の描写がうまいのか全然わざとらしい印象は受けない。あんまり読んだことない感じで新鮮だな。
「セリフ」
なにか一文。
「セリフ」
またなにか一文。
みたいな細かく切り刻む書き方が特徴的だが、このへんも言葉に画がぴったり付随するというところで演劇的なのかもしれない。目が滑るのであんまり好みではないが……