11/18
雑記
気を遣う
酒の席での話だが、突然「俺が仲良くなるのはB型とO型ばっかりだ」と言われた。ぼくがA型であることを告げると、「まあそうだと思った」と彼は返した。「○○とは、正直二人では遊びに行けないと思う。気を遣っちゃうから」「B型とO型はだいたい勝手だから、気を遣わなくていい」
一瞬「普通飲んでる相手を目の前にしてそんなこと言うか」「そもそも血液型と性格の関連みたいな話を素直に信じている人がいたのか」と驚いたが、でもそうかも、と思い直した。相手が勝手に振る舞っているということは、こちらも勝手に振る舞ってよい、もし気に障れば相手も言ってくれるだろう、という安心感に繋がるのだろう。ぼくは礼儀を重んじるというわけではないが、相手に合わせてしまうところがあるし、そのくせ斜に構えているので、上記のようなタイプとは対極とも言える。こちらが気を遣えば相手も気を遣わざるを得なくなるし、それが息苦しさにもつながるということだ。
まあ「それならば」といっていきなり放埒に振る舞えるかというとそんなこともなく、結局のところ性格というよりは対人恐怖の問題なので、そっすね……で終わってしまう話なのだが、それにしてもこういうフィードバックを受けるのはひどく久々な気がする。せっかく飲み屋も開いたことだし、人と話す機会は適宜欲しい。
車社会
結局明日の旅行は「集合して後は流れで」ということになった。本当は車を運転したかったのだが、電車と比べるとレンタカーはだいぶ高い。カーシェアも同様で、月に1回使うか使わないか程度では到底元が取れるとは言い難い。実家にいたときはあれだけ生活必需品だった車が単なる趣味の領域にまで追い出されていることを思うに、ひしひしと都市と地方の生活様式の違いを感じる。
久々に家族旅行に行った際、リュックに荷物を詰めていったら怪訝な顔をされたのを思い出す。車が基本的な移動手段になっている生活では、大きな荷物はトランクから部屋までのごく短時間しか持たないものであって、「背負う」というのは余計なアクションでしかないからだ。同じ容量ならボストンバッグが選ばれるだろう。こういったことは言われるまで思いもしなかったが、車一つが身の回りの様々なものに影響を与えるという例だと思う。生活と選択は思ったよりも複雑だ。
よかったもの
土屋鞄製造所が鬼退治専用「カブト鞄」を制作。https://t.co/lG6Tr9VL4f pic.twitter.com/MesMQsElVQ
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) 2021年11月18日
おかあさんといっしょの周りの子供の募集に応募できるのは3歳児だけって話を聞いて「嘘…日本ダービーじゃん…」ってなった
— kit71 (@kit71friends) 2021年11月17日
姉に「はっぴぃえんど全部あつめたみたいなツラ」って言われたこと忘れられない pic.twitter.com/ggzrs2NFq4
— 小野寺ずる (@zuruart) 2021年11月17日
自分が「胸スマホ」と呼ばれているのを確認した。
— ダ・ダ・恐山 (@d_d_osorezan) 2021年11月17日
「抗議活動などを行う“戦闘的な黒人”の活動に社会に適応した“ふつうの黒人”は却って迷惑している」という話法は公民権運動最中のアメリカでもよく使われてたのでこの手の話は少し眉に唾ぬりたくった方が良い。
— ノザハコ@文フリ東京ケ-29 (@hakoiribox) 2021年11月18日
心と体の性が一致しないトランスジェンダーの選手などについて、大会への参加資格を作る上で参考となる新たな指針をIOCが発表しました。
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2021年11月17日
▽差別がないこと
▽公平であること
▽証拠に基づいたアプローチであること など10項目について基本的な考え方がまとめられています。https://t.co/F349GhLQ8d
ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年)
もともと劇場版レヴュースタァライトの元ネタのひとつとして気になっていて、見たいんだよね~という話をミュージカル好きの人にしたら「見たほうが良いよ」といって劇中の歌を歌われたので見ることにした。歌まで歌われるのだから相当だろう。
筋としては割と真面目に受難劇なのだが、始まった途端車が走ってきて度肝を抜かれた。車には銃などが乗っていて、乗客はどう見てもヒッピー集団なのだが、どうやらそのうちの一人がイエス・キリストらしいのだ。そして次のシーンでは、何事もないかのように石造りの砦に槍を持ったローマ兵が現れる。なんだこの世界観!?
けれど、よく考えてみたらかつての伝承とはこういうものだったかもしれない。古い物語の画を見ると、相当時代を遡る話なのに登場人物の服はまるっきり物語が書かれたのと同時代のものだったりして驚くことが多々あったが、当時は「時代」に対する決まったイメージがないため、アダムとイブも現代と地続きのものだったのだ。ジーザス・クライスト・スーパースターに銃やら戦車やら飛行機やらが登場するのも、そういった効果を狙ってのものなのかもしれない(実際、終盤に死後のユダはキリストに向かって「なぜこの時代を選んだ?マスコミが発達した現代のほうが楽だったろうに?」と問いかける)。
イエスとユダの歌がうますぎる、イエスとユダの関係性が良すぎる、ていうかこれほぼBLでは、とかいろいろ言いたいことはあるけど、やっぱり一番は「音楽がよかった」これに尽きる。73年という時代もあってか、全編通してめちゃくちゃ慣れ親しんだ「プログレの音」が鳴っており、聴いただけで気持ちよくなってしまう(そういう身体になっている)。序盤にNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのサンプリング元が現れたのには、流石に面食らったが……
SPECIAL FORCE https://t.co/N1j0WSLEeX @YouTubeより
— 花初そたい (@priest_tea) 2021年11月18日
Heaven On Their Minds (From "Jesus Christ Superstar" Soundtrack) https://t.co/7L0g8DEgkI @YouTubeより
完全に不意打ちだったな……まさかミュージカルから取ってるなんて
これは確かに歌いたくなる。「コンサート版」とやらもそのうち見てみたい。