ワー

2/11, 12

雑記

シングルオリジン

ブノワニアンのチョコレートセットの中には、カカオの産地名が書かれているものがある。これはどういうことかというと、シングルオリジンコーヒーのように、ひとつの農場や生産者からのカカオ豆をひとつの銘柄としてチョコレートにしているということらしい。実際に食べてみると、思ったより豆ごとの違いが出ておりこれが案外面白い。
甘かったり、苦かったりといった大まかな味の部分だけではなくて、フルーツのようなフルーティさがあったり、後味が妙にスパイシーだったり、まさにシングルオリジンコーヒーのように感覚に集中する楽しみがある。コーヒーを一杯一杯淹れて飲み比べるのは大変だが、チョコレートならヒョイパクで終了だし、味を比べるのも簡単だ。惜しむらくは、そうバクバク食える値段ではないということくらいだけど……
バレンタインのシーズンが過ぎても、丸の内のカカオサンパカでは世界のカカオセレクションが買えるらしい。三菱一号館美術館や帝国劇場のついでなどにぜひ。

眠気

帰宅したのが4時頃だったので、ひと眠りして半くらいからジムに行こう……と思ったら次に起きたのが6時過ぎだった。完全に精神が終わりモードになってしまい、仕方がないのでありあわせの夕飯を作ってマスターデュエルをやって1日が終わった。悲しい。でもランクはゴールドⅡまで上がった。

よかったもの

星野源のおんがくこうろん

たまたまテレビが見られる環境だったので見た。J Dillaの特集。MPCの解説からJ Dillaのどこがすごいかの検証(レイドバックしたリズムや変態サンプリングなど)、そしてそういった点に影響を受けたアーティストとしてD'Angeloと星野源の曲が流され、最後にJ Dillaの最期が語られる……というストーリーのあるわかりやすい構成。詳細な解説ではないけれどとにかく要点がわかりやすくて面白いし、星野源が音源が流れるたびに「鬼カッコいいっすね」などと喜んでいるのもいい。普通に継続視聴したいけど、うち、テレビないんだよな……

エスト・サイド・ストーリー

見た。名作ミュージカル映画スピルバーグがリメイクということで話題性も十分、このご時世なのに劇場の席はかなり埋まっていた。主演の性的暴行疑惑に関してはあんまり広まっていないっぽい?
ストーリーに関しては『雨に唄えば』同様古さを感じるし、あんまり入り込める要素がなかった。誘ってくれた人は「ヤンキー版ロミオとジュリエット」と言っていたが、まさにその通り。どうも本来はポーランドアメリカ人グループとプエルトリコアメリカ人グループのいさかいの話らしいのだが、今回はポーランド系グループについて「ポーランド系」ということがあまり強調されず、白人vs移民というような構造になっていたのはやはり世相を反映してのことだろうか。いや、リメイク前の方を見ていないので元からかもしれないんだけど。
やっぱり圧巻はバーンスタイン作曲の名曲群と新規振り付けのダンス! 豪華なセットと大量の俳優を使った躍動感あふれるカットの連続に飲み込まれてしまう。特にリメイク前はわりと狭いセットでやっていた「America」のシーンなんかは全く別物のゴージャスさに。
結局のところストーリーは昔のままなので、スピルバーグの新作!という気持ちでいくと肩透かしを食らうかも。ただ曲とダンスの躍動感はすごく、俳優もみんな良い。見るなら劇場にこだわりたい感じ。

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映画を見たことで、1979年版ドラえもんの第一話、指パッチンをしながら街を練り歩くシーンがウエストサイドストーリーのパロディであることがわかった。ドラえもん、大人になってから気付くパロディが多すぎる。