ワー

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雑記

杏仁霜

ふと「杏仁豆腐を無限に食いたい」と思い自作する方法を探したところ、「杏仁霜」なるものを入れればあとはほとんど牛乳プリンと同じっぽかった。ということでAmazonで杏仁霜を買った。結構高い。
かなりいい感じにできたと思ったのだが、実際食べてみるとなんだか舌にざらつく。ゼラチンが溶け残ってるとか、そういう感じでもない。んー? と思いながら調べてみたら、どうやら杏仁霜に含まれるデンプンが原因らしかった。デンプンは加熱すると糊化するのでしっかり火を通すとなめらかになるが、しかし火を通すと杏仁霜の独特の甘い香りは飛んでしまうらしい。なので、がんばっていい塩梅を探すしかないのだとか。なんか、一気にテクニカルな感じになってきたな…… とりあえず次回はしっかり火を通してみたい。

負けず嫌い

飲むと眠くなる薬を変えてもらいに病院に行った。一段階弱い薬になった。とりあえずこれで2週間様子を見るらしい。新しい薬は一日一回でいいので、飲み忘れがちなぼくとしてはありがたい。
病院の待合室に入ったとたん、幼子が泣き叫ぶのが聞こえてきた。確かに、耳鼻科の治療は何をやられても痛い。ああ、大変だな、と思って待っていると、どうも診察が終わったあともずっと泣き続けているらしい。どうしたどうした、と聞き耳を立てたら、幼子はこう泣き叫んでいるのだった。
「もう一回やりたい! さっきのもう一回やる!」
ああ、大変だな……

飴と鞭

処方箋を持って薬局に行くと、まだ先程の幼子が泣きわめいている。今度はこう叫んでいるようだ。
「ごめんなさい! ごめんなさいって言ったらアメくれるって言ったでしょ! ごめんなさい!!」
おそらく一回モノで釣ったらこうなってしまったんだろう。でも普通にパターンだけ拾っていったら、たしかに「誰かが怒っていたらごめんなさいと言うとアメがもらえる」程度の認識になる気もする。相手の気持ちを推し量ってポイントを押さえなければならない「謝罪」って結構高等技術なんじゃなかろうか。ぼくも全然うまくできないし。「ごめんなさいって言ったらなんかもらえる」程度の認識でやっていきたい。

よかったもの

news.yahoo.co.jp

miyearnzzlabo.com

ウィル・スミスの殴打、その他の夢については最近いろいろ考えているのだけど、「ジェイダ・ピンケット・スミスも自立した一人の人間なのだから、夫が怒るのは有害な男性性の誇示である」という論調はどうも腑に落ちない。殴打を擁護することはできないが、自立した一人の人間に向けられた悪意に対して周囲の人間が代わりに怒ることはあっていいのでは。
上の論の説得力を強めるために「もしジェイダ・ピンケット・スミスが屈強な男性だったら、あなたはウィル・スミスを称賛したでしょうか?」というようなツイートがされているのを見たが、言われているのが屈強な男性だろうとパートナーが立ち上がることの妥当性はまったく変わらない気がする。もちろん被害を受けた本人が立ち上がることを望まなかった場合は行動の責はすべて立ち上がった側が負うことになるのだが、それはともかく立ち上がることを否定したくはないな。
ふと「仇討ちモノばかり見ているからそう思うのだろうか」と思ったけど、たしかに海外の仇討ち話って聞かない気がする。日本では忠臣蔵をはじめ、曽我兄弟の仇討とか、ひいてはさるかに合戦まで、いろいろな当人以外による復習譚が人気を集めていたわけだけど、この感覚って案外アメリカとかでは通じないもんなんだろうか。忠臣蔵なんて主君が馬鹿にされたことで相手の首を取って自分たちも切腹したことが美談になってる凄まじい話だし、確かにクレイジーと切り捨てられそうな気もする。ググっても言及は出てこないけど、どうなんでしょうね。

Sam Wilkes - One Theme & Subsequent Improvisation

フォロワーが聴いていたので。ひとつのテーマがさまざまな形に展開を見せる。
めちゃくちゃ豊かでびっくりしてしまった。変奏曲よりはもっと自由で、印象としてはライヒとかに近いのだけど、ミニマルの陶酔感というよりはポストロック的な展開の美しさを強く感じる気がする。Sam Wilkes、すごいっすね。ジャケットも毎回カッコいいし。アナログで欲しくなる。