ワー

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雑記

生活空間

先日同期の家に上がった際、部屋にモノが少なすぎて驚いたことをふと思い出した。モノを捨てる・売るということがまったくできないので、すぐに生活空間が「生活」と関係ないもので埋まってしまう。本はまだいいとして、着ない服はメルカリとかで売っぱらった方がいいんだろうな。でも、やり方がわからない、というより売れてから期間内に梱包して発送する、という作業をこなせる気がしないしな。二束三文でも大きい古着屋とかに持っていくのがいいんだろうか。

アジカン

元々聴いたことのあった『崩壊アンプリファー』『ソラニン』『ワールドワールドワールド』『サーフブンガクカマクラ』『マジックディスク』を聴き直した。やっぱりこの中ではいい感じに気の抜けたセッションを聴かせてくれる『サーフブンガクカマクラ』が一番好き。アジカンは、バキッとキャッチーな曲もそれはそれで好きだけど、ミドルテンポでゆらゆらと進むような曲が一番好きかもしれない。なんとなく雨上がりを思わせるような感慨がある。

よかったもの

中山可穂『白い薔薇の淵まで』

読み終わった。
塁のキザな受け答えにニヤッとしたり、執拗な性描写に驚いたりしていたら、気がついたらとんでもないところまで突っ走っている。とんでもなく鮮烈で、狂おしく、勢いのある恋愛小説。
分量も短く、恋愛以外の要素がほとんど後景になっているので余計に勢いが感じられるのだけど、文庫本あとがきを読んだら「この頃は恋愛ばっかり書いていたが、それ以降は恋愛以外を書いているのに、レズビアン小説家のイメージが払拭できない」「自身ももう恋愛に興味がなくなった」などと書いてあって驚いた。ぼく自身も中山可穂にはそういうイメージを持っていたし、そういう小説ばかり読んでいた。あれほど女性の同性愛を書いていた人がねえ…… 恋愛からあがってしまった、というのもそれはそれでロマンティックに思えてしまうのでタチが悪いのだけど。