ワー

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雑記

シェフの味

なんとかディルが手に入ったので、三國シェフの動画を見て鶏胸肉のポシェと、ついでに新じゃがとネギのポタージュも作った。

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アルパカの白ワインしかなかったけど、それと合わせても十分すぎるほどおいしかった。ディル、どんな味だっけ……と思ってたけどこれはめちゃくちゃ重要だな。あんまり気にしたことなかった。カルパッチョとかに載ってるオシャレな草だと思ってたけど、こんな風味だったんだ。例えばレモングラスだったら「レモンっぽい」とかそういう文面を見てわかった気になれるけど(実際はレモンとレモングラスは全然違うのだが)、ディルはもうディルとしか表現のしようがない原子的な風味。これは確かに代用が効かないだろう。
やっぱりプロ中のプロのレシピは間違いないし、テクニカルな部分も動画でタイミングが確認できるおかげである程度なんとかなる。安い食材や代替案を示してくれるのもうれしい。しばらくは(やる気があるときは)三國シェフについていきます。

よかったもの

Black Midi - Cavalcovers

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サプライズリリースされたカバーアルバム。

black midi、3曲のカバー曲を収録したEP『Cavalcovers』をリリース! | indienative

Taylor Swift「Love Story」、King Crimson「21st Century Schizoid Man」、Captain Beefheart「Moonlight On Vermont」の3曲を収録しています。

どういう選曲? King Crimsonはわかるし、Captain Beefheartもまあ百歩譲ってわかるとして、Taylor Swiftて。
カバーは生っぽい温かなグルーヴ感に満ちていて、カッチリ作られたアルバムとはまた違った良さがあってうれしかった。Taylor Swiftの曲も楽しそうだったし。なんかちょっとポストパンクっぽくなってたし。

海老坂武『NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か』

半分くらい読んだ。もはやこういう新書より手軽そうな本にも抵抗がない。
サルトルの講演「実存主義とはヒューマニズムである」の中で提示された2つの定式、「実存は本質に先立つ」「人間は自由の刑に処せられている」を軸として、サルトルの人生やエピソードにもしっかりめに触れつつ(テレビっぽい!)その思想を紹介していく。めちゃくちゃ噛み砕いてあるしサルトル自身の人生や姿勢もかなり面白く、案外サクサク読めている。100分de名著、いいっすね……(これだけでわかった気になっていいのか?という不安を拭わないところも含めて……)
実存主義とは何か』だけでなく『嘔吐』や『出口なし』といった他作品にも触れてあるので、『人間・この劇的なるもの』で引かれていた『嘔吐』のワンシーンが思ったのと違う文脈であることがわかった。やっぱり原著を読まないといけないんだろうなということはわかるんだけど、う~ん、さすがにダルいな……