ワー

4/6

雑記

気力

地味なやらかしが重なり、仕事を終えたら何もする気力がなくなってしまった。『黒牢城』を読み、YOUR/MY Love letterを読み、アルゴリズムの勉強をしないといけないのに……
やる気が出ないので、シャニマスの読んでないサポカをいくつか読んだ。【射陽】がめちゃくちゃよかったです。読みたかった越境すぎる。「たそがれ」の樋口円香さんの話しかけ方と、小宮果穂さんが写真を見せるシーンが好き。

最終回

ゴールデンカムイ全話無料公開。なんと最終話まで読ませてくれるっぽい。うれしすぎ。好きな回はどこだろう。辺見和雄の回が真っ先に思いついたけど、それでいいのか。もうちょい考えさせてください。

よかったもの

アダプト - サカナクション

youtu.be

新譜。第1章【アダプト】“適応”、第2章【アプライ】“応用”からなる2つのシリーズで構成されるプロジェクトらしく、コンセプトアルバムと言い切っている。サカナクションにしては収録曲数・時間は控えめだけど、個人的にはこれくらいがありがたい。
「適応」というのはおそらくこのコロナ禍に対する適応を指すのだろう。霧に包まれるようなインスト曲から幕を開けたアルバムは、先行きの見えない旅の不安や孤独へと向かっていく。
そして中盤で一気に雰囲気を変えるのが先行公開された「ショック」。この曲はアフロビートの導入とモロTalking Headsなリフとメロディで(TLで)話題になったが、スタッフメモによると、毎朝スマホでショックな出来事を無意識に探している自分自身に気付いた、そのショックを表現したものらしい。その過程で、自分たちを攻撃する人たちをゾンビに例えたFela Kuti「Zombie」に今の状況と重なるものを見出したとか。なるほどなあ、そういう本人の中での文脈があったのね…… 聴く側が「アフロビート→Zombie→今の状況じゃん!」とデコードすることは難しいだろうけど、自分の中でサンプリングに文脈を持つというのは大事なんだろうなという気がする。
その後も歌モノのシャンディガフ、判断の葛藤を歌ったフレンドリーと続き、明確にコンセプトを貫きつつも、多彩でまとまりのいいアルバムになっていて大変すごい。特に「フレンドリー」の歌詞はまさに今にアダプトするものだと思う。

正しい
正しくないと
決めたくないな
そう
考える夜
正しい
正しくないと
決めた虚しさ
そう
真っ暗になる

これも先日『断片的なものの社会学』の感想で挙げた「こういうことを考えている人がいる、ということが救いになる」という感じの曲な気がする。第2章も楽しみです。