ワー

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雑記

アーティゾン

初めてアーティゾン美術館に行ったが、綺麗だしアクセスもまあまあ良くていい感じだった。京橋という立地は微妙だけど、ちょっと歩けば銀座や日本橋だし。6階の動線はちょっとどうかと思うけど、これは今回の企画展だけかもしれないし。
ちょっと調べたら2020年に改築を終えたらしい。そりゃ新しいわけだ。隣にもデカいビルが建ちつつあった。東京はデカいビルがニョキニョキ建つので、一瞬で景観が変わってすごい。多分タイムラプスとかで見たらすごいことになってると思う。

渋谷

最近渋谷に行く機会が多い。月に2~3回くらいは行っている気がする。それだけ行けば大抵の都市はまあまあ慣れてくるものだと思うけれど、渋谷は一向に「観光客」感が抜けない。おそらく渋谷をレペゼンする人々のボリュームゾーンより歳を食っているという意識があるのもあるけれど、決まりきった道を決まりきった場所にしか行かないのが大きい気がする(O-EAST、WWW、WINS渋谷など……)。
どこか一箇所「自分の場所」と思えるような場所を持てればだいぶ変わってくる気がする。それは別に自分一人のものでなくても構わないし。こうなんか、いい感じの喫茶店とか、ないもんだろうか。

よかったもの

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄鈴木理策

アーティゾン美術館の企画展。かなりよかった。

現代の作家、柴田敏雄鈴木理策の写真作品には、人間がものを見て表現するという、近代絵画に共通する造形思考が感じられます。このたびのジャム・セッションは、両作家がその活動の初期より関心を寄せ続けていたセザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問う試みです。

ということで柴田敏雄鈴木理策という二人の写真家が軸となる展覧会なのだが、柴田は人工物による画面構成を意識したコンポジション的な写真を撮るのに対し、鈴木は「ものを見る」という行為の特徴を写真によって浮き彫りにするような写真を撮るので、タイプが全く違う。そんな二人が、後半ではセザンヌ雪舟という同一のインスパイア元から写真を撮るのだ。これは面白くないはずがなく、元作品のどの要素に着目したかすらもバッキリと分かれてしまっているので、元作品に対する多様な見方の提示にもなっている。
以前写真美術館に行ったときにも思ったことだが、絵画よりも写真のほうが実物を見たときの驚きが大きい気がする。絵画はネットで小さな画像を見たときに「実物を見ないとようわからんな」と思えるけど、写真は誰もが撮っていることもあってかなんとなくわかったような気になってしまう。けれど、展覧会に出るような写真というのは、どの大きさの紙に、どの色で、どう現像するか、といったデータでは全く掴めない部分が鑑賞体験に大きく関わってくるので、実際に見ることで改めてそれを実感するところがある。特に今回の展覧会は、サイズが重要な意味を持つ二人の展覧会だったこともあり、実際に見られてよかった。
柴田の写真がかなり衝撃的だったので、写真集を買っちゃおっかな♪と思ったのだけど、サイン入り+ナンバリング付きの2万円する本しかなかったので泣く泣く諦めた。図録も売り切れてたし。ポストカードで我慢します。

ASIAN KUNG-FU GENERATION - ファンクラブ

youtu.be

★★☆☆☆
気付いてなかったけど、アジカンは案外聴いたことないアルバムあるな……ということでこれから全部聴いていく。
ということで手をつけたのだが、いきなり暗めかつどキャッチーな曲もないアルバムに当たってしまった。一曲目から3拍子と4拍子が切り替わっていく複雑な構成で、前作「リライト」やら「君の街まで」やらをやっていたバンドとは思えない内省っぷり。大ヒットしたソルファの次ということで、何かしら葛藤があったのカモ……と思ってしまう。おそらく聴き込みが必要なアルバムだけど、まだ全然このアルバムが要求するメンタルに入れていないので、ひとまず★2。