ワー

7/19

電気代チキンレース

部屋が暑い。様々な条件が重なった結果日中の暑さは尋常ではなく、先週は出かけて帰ってきてみると温度計が32度を指していた。その日の最高気温と変わらない温度である。これはもう流石に扇風機でどうこうできる程度ではないので、自然エアコンに手が伸びることになる。
エアコンは電気代が高いらしいが、正直よくわかっていない。というのも、電気代を知らせてくれるはずの検針票はいつの間にか届かなくなっており、Webでの確認にも面倒な入力が必要らしいからだ。結果、毎月いくらかかっているのかよくわからないままエアコンをガンガンに効かせまくることになる。あまりよろしい状況ではない。昨年は知らない内にトイレが壊れて月2万ほどの水道代が引き落とされており、心配した水道局の方から電話がかかってきたこともあった。どうやら、月々の料金はちゃんと把握しておかないととんでもない損をする可能性があるっぽい。
でも、そもそも通帳の記帳すら1年に1回くらいしかしないし、損をしていたところで気付かないのではないか? 月々ちょっとヤバめの金額が引き落とされていようと、年イチで記帳するとほとんどの引き落としは一行にまとめられてしまうため(合計記帳 ○○ケン、と表記される)、それに気付くことはないし、気付かなければ主観的にはダメージもゼロだ。払いきれずに破滅したときはその時である。ということで、結局今日も明後日の方向を見ながらアクセルをベタ踏みするチキンレースを続けている。

よかったもの

uma-furi.com

shonenjumpplus.com

画の作り方が感動的に良い。特に、ラストの無言の畳み掛けはとんでもなく美しい。
藤本タツキの漫画は映画的だと評されることは多いが、当然映画そのものではない。我々が絵を見て頭の中で映画を再生しているだけだ。映画を漫画に落とし込んだ、というと単純に聞こえるが、映像と漫画はそう単純にコンバートできるものではないだろう。特に最近「かげきしょうじょ!!」のアニメを見ているとそう感じる。原作では衝撃的だった大ゴマの一枚絵が案外さらっと流れていったり、原作とセリフもカットもほとんど同じはずなのに全然テンポが違って見えたり……そもそも両媒体のストーリーテリングの方法論はまったく違うのではないか? とすら思ってしまう。全く詳しくないが。
映像と漫画はまったく違う。だからこそ、漫画で映像を思わせることができるこの作品は徹底的に漫画にこだわった結果であり、「ここまで映像っぽいなら映像を作って欲しい」というのは的が外れてるんじゃないか。
超フワフワした話になっちゃったな……でもまあ日記だしいいか……

youtu.be

すげえいいライブ。コーラスで「好きに歌ってくれ」というようにスッと退いてお辞儀する仕草がグッと来る。

youtu.be 作曲者ピアソラによるリベルタンゴのパフォーマンス。ヨーヨー・マのカバーが有名だが、そのカバーについて「疾走感が失われている」との批判があるらしく、それなら作曲者のライブを見てみようということで見た。
もうほとんどプログレのような編成から始まると、文字通り伸縮し、コブシを効かせながらバンドネオンが主旋律を歌う。これは確かにヨーヨー・マ版では感じられなかった緊張感がある。ピアソラに対しても「伝統的なタンゴではない」「ダンスのための音楽ではない」という批判が寄せられていたらしいが、それはもっともだ……と思う一方でこの演奏はめちゃくちゃ好みだ。スタジオアルバムももっと聴いてみたい。