ワー

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雑記

高熱

昨日日記を書き終わった後からゴリゴリ熱が上がり始め、布団に入る頃には38.4℃に。猛烈な悪寒に襲われジャージと羽毛布団を着込んで震えながら眠るも、夜中に何度も目を覚ましてしまう。朝7時の時点で熱を測ると、なんと39℃を突破。喉もずっと痛いし、これはいくらなんでも副反応とかではないのでは……ということで感染症コールセンターに連絡。発熱外来を紹介してもらう。
しかし、発熱外来はいまやどこも完全予約制。最初に連絡したところには「最短で8月10日になります」と言われてしまった。39℃の熱が出ているのに、病院に行けるのは5日後……あまりにも現実感がなさすぎて電話口でちょっと笑ってしまった。「非常事態が日常です」とか言いながらノホホンとしているうちに医療体制はだいぶ大変なことになっていたらしい。
その後コールセンターに再度連絡し別な病院を紹介してもらい、なんとか明日の昼に診察を予約できた。しかしそれでも外での対応になるし、解熱剤等もできれば飲んでこないほうがいいという。移動は原則徒歩か車だそうだ。立ち上がるのすらしんどいのに、炎天下の中を昼間に歩いていかなければならないのか……と思うと気が遠くなる。この時点で午前10時ごろ、熱は依然38.5℃あった。寝ているのが一番楽で、ずっと座っているとめまいがするというような状態だ。
が、そこから熱はどんどん下がっていく。昼過ぎの時点では、37.5℃まで低下。もうちょっとフラフラする程度で立つのも歩くのも支障はない。ということで、降って湧いた休暇のような気分で半日を過ごし、現在の体温は37℃。喉は相変わらず痛いままだが、全身の倦怠感はウソのようになくなってきている。今朝は「これは”感染”か……?」と思ったものの、味覚障害や嗅覚障害もなく、ウソみたいによくなってきてしまった。一応念のため明日は診察を受けるつもりだが、これはやっぱりワクチンの副反応だったのだろうか。
仮に副反応だとしたら、一発目からこんなにしんどくて二発目はどうなっちゃうんだ、という恐怖がある。人の副反応つらい話を聞いたときは「でも安全が担保された状態で高熱出せる機会ってめったにないしすごいよね~」とヘラヘラしていたものだが、今考えるとあの時の自分は何も分かっていなかった。高熱はそれ自体がつらい。できることなら発熱はするべきでない。

よかったもの

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荻埜まこと『熱帯魚は雪に焦がれる』

新刊が出るたび買っていたものの、毎回「前巻どんな話だったっけ……」となるので読み返すのが億劫で積んでしまっていた。しかしついに先日完結したということで、一気に全9巻読んだ。
通読してみると、特に後半の大ゴマのうまさに痺れる。山椒魚のモチーフがそのまま画面に映り込みはじめたり、尖ったコマも増えてくる後半だが、やはり圧巻は見開き・セリフ無しで表情だけを描くページの迫力。独特の凄味に胸を衝かれてしまう。

BUDDHA BRAND『病める無限のブッダの世界』

2DiskあるうちのDisk1だけ聴いた。想像の100倍くらいカッコよくてひっくり返っちゃった。意味が通るのか通らないのか、メチャクチャながら耳にこびりつくリリックがすごい。どうもNIPPSのそれは英語のスラングを直訳したことによって生まれる味らしいが、今から……というかどの地点からしてもまったく異質に聞こえるのはすごい。これだけの金字塔なのに「英語を混ぜる」という点以上のフォロワーが生まれなかった(ように見える)のはとんでもないことなのでは。確かに他の人がこのスタイルをやって成功するとは思えない。