ワー

11/19, 11/20

雑記

旅行

旅行に行きました。ボドゲ合宿という体だったけど温泉入って酒飲んで寝てたのでボドゲはほぼやってない。
やったのは「狩歌」「MIRARIS」「ディセプション」の3つ。

狩歌

アイスブレイク。要するにJPOPを使ってやるカルタ。歌詞にありがちなワードが札になっており、曲を流して出てきたカードを取るというわかりやすいもの。
知ってる・知らないが分かれると読みに差が出てしまうため、わかりやすく2000年代邦楽ヒットプレイリストみたいなのを使うとよい。ゲーム自体よりも選曲のほうで盛り上がりがちで導入にはよい。

ミラリス

バッティングゲーム、つまり『ハゲタカのえじき』の発展版みたいなの。最初に選ぶキャラクターカード(かわいくてうれしい)によって、プレイスタイルが全然違ってくるのがポイント。
最初は自分の選んだキャラクターカードを活かすことで精一杯だが、しばらく遊んで慣れてくると人の狙いが見えてくる。とはいえ、ピーキーなキャラクターを選んでいると妨害している余裕なんてなく、とにかく駆け抜けるしかない……
「パートナーを選ぶコツは、これと決めたキャラクターととにかくやっていくこと、とにかくやっていくしかないという覚悟を決めることなんだな」と呟いた友達はゲーム中も時折彼女にLINEを返していた(即レスしないと怒るらしい)。人生なくしてプレイヤーなし。ぼくは二人一組のキャラクターに拘ることをメタ読みされて負けまくりました。

ディセプション 香港殺人事件

推理&正体隠匿系、つまりいわゆる「人狼系」。ゲームマスターである法医学者の与えるヒントを元に、犯人の殺害手段と証拠を探し当てる。
正直手段と証拠が当たるかどうかはヒントパネルの運にかなり左右されてしまうのだが、案外当たる。しかもディベートが相手の粗のつつきあいというよりは想像ストーリープレゼン大会のようなものになるので、そのへんも人狼よりギスギスしなくていい。
問題は犯人を知っている「目撃者」がいる場合で、ここの立ち回りがかなり難しい。犯人の手段と証拠を特定できたところで、その後に犯人側が目撃者を当てれば犯人側の勝利になってしまう。なので、目撃者は犯人にバレないように・しかし手段と証拠を当てられるように動く必要があるし、村人である「捜査官」は目撃者を特定させないように動かなければならない。普通の人狼と違って村人役にも立ち回りのうまさを要求するゲームに変わるので、それは好き好きかも。

よかったもの

comic-walker.com

やった~~!随分早くWeb公開されたな。
秘封の香りがしてかなりうれしい。「わからないものをわかろうとすることを止めてしまったらおしまいさ」マーカー引いてポストイット貼った。単行本はデコボコした特殊印刷がいいよ~(無茶言うな)

鈴木大拙『禅』

読み終わった。想像の5倍くらいとっつきやすい。第6章あたりは用語の理解が難しい(というか、体得するべきものなので、理解した気になってはいけないのだろう)が、十分入門書として読めると思う。
禅の悟りというのは各人の実在そのものから出るもの、体験によるものであって、決して教えられるものではない。が、本書は豊富な例と平易な語り口をもって、「禅とはどういうものか」という基礎を解説してくれる。とはいえ、やはり禅の本質は言葉で表しきれないものなので、結局はなんとなくわかった気になれる外縁部分と一切ピンとこない中心部分が切り分けられることになる。

自分は多くを言いすぎたようだ。そして"タタター"は、遠く無限の彼方に去ってしまった。

本当に何を読んでも「これ湾岸だ……」と思ってしまうようになりつつある。