ワー

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雑記

レポート

早めにオタク読書会の準備に着手。次回は歌集だが、歌集を読んだことがあるのがぼくしかいないので、ちょっとした義務感もあり現代短歌とはなんぞやみたいなところを紹介できたらと思う。その一環で超ざっくりした短歌史に触り始めたが、いざまとめ始めると全然わかってない部分がたくさんあることに気付く。そういえば大学でレポートとかをまとめているときもこんな感じだった。やってみるまでは自信満々、着手してから大炎上、というのを繰り返す人生を送っています。

天皇賞

タイトルホルダーがまさに記録的な快勝。有力馬がカラ馬の影響を受けたりとか、誰も鈴をつけに来なかったとか、いろいろな要因が重なったとはいえ、力のある馬なのは間違いないといった感じの強さだった。そして、鞍上・横山和生の完璧なペースメイクもまた凄い。長距離の逃げ切りを完璧に決めるのって超カッコいいし、横山家はこれで典弘・武史・和生と三人が長距離逃げ切りを決めたことになる。すごすぎる。
しかし、今回ぼくが一番応援していたのはディープボンド。当日は発汗もありカラ馬と枠に阻まれ、つくづく運がなかったとしか言いようがない。今回こそGⅠを獲れると思っていたが、ズブくスタミナが武器の馬、逆にここで獲れなかったら次の目標はどうなるのか…… 宝塚記念を目指すようだが、やっぱり個人的にはロンシャンで見たい気持ちが強い。

改めてパリでの愛嬌のあるディープボンドを見直したいと思います。輝かしかったね?

よかったもの

tfukuo.com

小さなさよならの積み重ねが人間を作るように客電の灯りとともに醒める意識から始まるものもあるし、映画館の外の夜がいつだって美しいのはスクリーンに背を向けることで初めてそこに映画を見ることができるからだ。ドゥルーズは映画に等価物があるとすればそれは夢ではなく不眠であり、想像的な投影ではなく映画館から出たときに降っている雨だと言った。

うたたね游『踊り場にスカートが鳴る』

オタクから送ってもらったマンガ。これ以上追うの増やしてもな~と思いながら読んだものの……めちゃくちゃよかった!! なんというか、”覇権”感がある。どんどん追っているマンガが完結したり失速したりしているなか、今後一番楽しみになるのはこれかもしれん。
覇権感があるという印象は、ただキャラクターが好みだとか、関係性がいいとか、シチュエーションが刺さるだとかいうだけではなく、演出が上手いところから来ていそう。読めそうな展開を鮮烈に見せられるとぼくは好印象を抱いてしまうのだけど、この漫画は一話から見事にそれをやってのけている。こういうマンガ特有のストーリーテリングというか、コマの流れの技術ってどうやって身に着けるんだろう? 上手い漫画を読むたびにその鍛錬に尊敬の念を抱いてしまう。
「生まれ持ったものと好きなものが違う」「自分を貫こうとするひとと自分を偽ってきたひと」などと要素を抜き出せばいくらでもありそうな話だけど(もちろんこういう類型化自体を否定する話ではあるのだが)、この作品はキャラの外し方もいい感じ。自分を偽ってきたききが結構いじらしかったり、自分を貫こうとして孤立するみちるに早々にきき以外の友達ができたり……何よりすごいのは主人公の元ペア・紫苑の造形。これもっと話題になってもいいでしょ。本当に息が合っていないとダンスはうまくいかない、ということをきっちり印象付けた上でのあのエピソード、すごすぎ。
オタクからは4月26日とかに届いた気がするけど、奥付を見たら発売日が今日だった。3巻は気長に待ちたいと思います。