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雑記
生活
「生活」を描いた作品が好きだ。特に生活を向上させるための努力が含まれた作品が好きだ。
生活を向上させるということはそのまま生きる意志の発露であって、この先の生をより良くしようという意識の発露でもある。積極的に生きていく意志がなければ、自分を取り巻く環境などどうでもいいはずだ。「生活ができる」ということは「生きる意志に溢れている」ということなのだ。なので、複数人が集まって生活を良くしようと奮闘する描写は、そのまま彼(女)らの未来を祝ぐ描写でもある。未来方向に射程の長い関係性が好き、という好みが、ここにも現れているのだった。
ということで、一生積んでいた「小林さんちのメイドラゴン」をようやく見始めたのだが、あまりにも個人的な好みに合いすぎていて毎話奇跡を見ているような気分になる。こんなに良いアニメがあっていいのか? それも2期が今放送されているなんて! もはや見進めることが勿体なく感じる。できれば永遠に続いてほしい。かの有名な(?)アマガミSSを永遠に流し続けるテレビを作った人は、こんな気持ちだったのだろうか。
よかったもの
にんにく達が、虹を眺めている素材が欲しくなったら使ってください pic.twitter.com/YXrDmFwiXm
— 西村直子 (@sponge5656) 2021年7月12日
かげきしょうじょ!!の作者・斉木久美子先生へのインタビューがあった。早々に舞台裏が描かれたことで役者だけでなく多くの人に開かれた物語になった、という宇多丸の指摘は新鮮だった。紅華のなかではジェンダーはフラットに受け止められ、外ではそうではないこともあるというバランス感覚もすごい。最初の方で宇垣アナが「やさしい」と評していたが、多くの人を巻き込んで傷つけない手腕の高さを改めて感じさせられた。