ワー

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雑記

アイドルとクロスロード

パソコンがなくできることがあまりないので、韓国のアイドルを見まくっている。
いくつかのグループを見たが、どのグループを見てもダンスの上手さに圧倒されてしまう。アイドルのダンス、というとなんとなく歌を邪魔しない程度の振りがイメージされるが、今のトップグループに関しては全然そんなことはない。揃いに揃ったダイナミックな、それでいて個々の魅せ方にも余念がないダンスはミュートで見ていても引き込まれてしまうほど。これに加えて歌のレッスンや通常の仕事もこなしているのだから、とんでもない。

https://youtu.be/6NFvh88xkLQ

ここまでの姿を見せられると、その代償として払ったものの大きさを思って慄いてしまう。彼らの生活のほぼすべてが、レッスンを含めたアイドル活動に占められているんじゃないだろうか。実際韓国のアイドルのレッスンの苛烈さは問題になりつつもひとつのエンターテインメントとして消費されており、心身を燃やし尽くした挙げ句に引退していくアイドルも後を立たないらしい。こうした異様なスピード感とそれによって達成される圧巻のパフォーマンスを見ていると、確かに緋田美琴さんのような人格を想像してしまいたくなる。驚くべきパフォーマンスを見たら、その裏側に理解を超えた執念を信じたくなる。ギターを聴いて悪魔に魂を売る姿を想像した人達の気持ちも、今なら一端はわかるような気がする。

https://youtu.be/dNCWe_6HAM8

肋骨ヤバすぎ。ミドルキック貰ったら死ぬで。

よかったもの

NCT - Resonance Pt.1

https://youtu.be/tyrVtwE8Gv0
最近見た中ではNCTが一番好み。23人もいる大所帯のアイドルグループだが、中から数人を抜き出した派生ユニットも多く、曲ごとのメンバー数は流動的。
曲は意外性のある展開ながらも、聞きづらさが一切ないポップラップ。ルックスも王道で揃っているわけではなく、ちょっと癖のある感じ。「オッ」と思わせつつもマスにウケるライン取りがめちゃくちゃうまい、そしてダンスも当然のようにめちゃくちゃうまい。

NCT 127 - Sticker

https://youtu.be/1oYWnbTSang
NCTの中の派生ユニットだが、この曲が一番ハネてるっぽい。ジョジョやなんかに出てきそうなスタイリングや乗りづらいビートに耳につくフックとイントロ、ド真ん中を突っ切っていくBTS「Dynamite」あたりとは好対照。アルバム全体もダークでカッコよくアガれるナンバーが多く、勘所を外さない感じがうれしい。

保坂和志『プレーンソング』

読み終わった。今日はアイドルについて書きすぎたので感想は明日。