ワー

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雑記

100

この記事で総記事数が100になりました。まさかこんなに続くとは…… だからといって何ってこともないんだけど。日記だし。

親近感

新しい政治家が台頭して、その「人となり」をおもしろおかしく伝える報道が増えた。政治のようなケースでも、匿ラで言及されたような偉人伝でも、伝記的批評でも、就活でもなんでもそうだが、「人となり」からその人の出力を予想しようという試みに対してかなりの不信感がある。
現在は岸田新総裁について「体育会系」「酒好き」「東大に3回落ちた」果ては「鬼滅の刃では猗窩座推し」なんて記事まで作られているが、それをもって「泥臭くて親しみやすい庶民派だね~」なんて評してしまう人が現れるのは恐ろしい。仕事は実績によって評価されるべきであって、間違っても親近感に流されるべきではない。投票の際に見るべきは過去の実績と立ち位置・今後の政策であって、どの酒が好きとか趣味は何とかそういった情報ではない。
ぼくは気持ちの悪いオタクなので架空のキャラクターの行動を想像することが多いのだけど、そういう時に「このキャラクターの気持ちはわかる・自分に似てる」といった親近感からスタートしてしまうと、とんでもない着地点になりやすい。実際の人間に対してもそうだ。似ているところが多いからと勝手に話を進めると、突然大きな差異が発覚して仲違いの原因になってしまったりする。結局は最近しじゅう言われていることではあるが、「他者であることを忘れない」ということを心がけていきたい。

顔がいい

シャニマスから謎の企画がスタートした。   https://twitter.com/imassc_official/status/1443455907736604673?s=20
去年のノクチル加入+実況増加による?人口の大量増加からこっち、シャニマスの売上とプレイ人口は減少を続けているそうな。期待されたSHHisはノクチルほどの起爆剤にはならず、減少に歯止めはかかっていない。ということで、こういう未プレイ層にアプローチする企画もテコ入れの一環としてやらざるを得なくなったのかな……と思ってしまう。未プレイ層への大々的なアプローチは完全に「セルアウト」にならざるをえないので、勝手にシャニマスに対して加速する資本主義への反抗を見出しているオタク(自己紹介)には受けが悪いが、いくらオタクが拗ねたところで売上が上がらなければコンテンツは続かない。やっぱ公式が追い詰められる前にぼくが爆音でSpread the Wings!!を流しながらデモをやるしかないんかなあ。
それはともかく、シャニマス本編中には、エゴサの結果に「顔がいい」として紹介する投稿しかないのを見た灯織さんが、「演技では評価されていない」と思い悩む場面があった。このコミュに対して、「『顔がいい』などという表層的な評価はすべきでない」というような反応があったことを思い出したが、(反応としては相当今更だが)そんなことはないと思う。
演技の上手さや歌の表現力が魅力であるのと同様に、「顔の良さ」も立派な魅力のひとつだ。そこに惹かれることは決して否定されるべきではないし、その思いを共有することも悪いことではない。もちろんルックスが良いことが全てに勝る、なんてことはないし、それだけが殊更に取り上げられる状況もどうかとは思う。が、好きになるポイントに優劣はない。「顔の良さは天性のものだから、それに言及するのは本人の努力を否定することになる」という意見もあるだろうが、アイドルのファンが感じる「顔の良さ」は見せ方にこだわった結果であって、完全に天性のものだと言うことはできないだろう。歌にだってダンスにだってトーク力にだって、天性のものはある。灯織さんが思い悩むことになったのは、「顔がいい」と言われたからではない。演技を評価する投稿が見つからなかったからだ。
たいてい「顔の良さ」が一番真っ先に感じられる要素なのは確かだが、だからといって何かひねった評をしようとすると結局スベりがち。顔がいいと思ったらそう言ったらええ。