ワー

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雑記

中山競馬場

行きました。GⅠもなく入場券は事前購入制ということで圧倒されるような熱気こそなかったものの、競馬場自体がほとんどテーマパークのような様相でめちゃ楽しかった。施設は清潔で開放的、職員も多く、飲食店も豊富。我々の日々のJRAへの上納金が形になっているのを実感できる。
レースは30分間隔だけど、予想をする→パドックを見る→返し馬を見る→ボンヤリ別競馬場のレースを見る、くらいで30分なんてすぐ経ってしまう。朝から行ったら間が持たないのでは……?と危惧していたけど、全然一日いられますね。
一番よかったのはパドック。映像で見るのとは全然違う、生き物に接している嬉しさみたいなものが感じられる。おかげで、わからないなりに歩き方や馬体を見ようとしていたはずなのに「あの馬かわいいな……」と情が移って応援馬券を買ってしまう。こんなはずじゃなかったのに……
あとメインレースのパドックからは”格の違い”が伝わってきて、それもすごくよかった。未勝利戦のパドックはボロクソに言ってた解説者が重賞だと褒め言葉しか言わない、みたいなのを毎回不審に思ってたけど、確かに全然レベルが違うんですね。

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カメラ目線のリフレイム。かわいいね(馬券では容赦なく切った)
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桜もいい感じだった

許容値

その後は渋谷のライブハウスLa.mamaへ。ただ、競馬場でパドックとレースの立ち見を往復した脚はもう限界。競馬を見に行く日はライブに行ってはいけない。

よかったもの

『PLAY VOL.102』Analogfish / SuiseiNoboAz @渋谷La.mama

整理番号10番代だったので「これは最前あるか!?」と思ってたけど、そもそもキャパが100人くらいの箱だったのでビックリした。O-EASTでワンマンやるバンドですよ!? 当然チケットはSOLD OUT。運が良かった。
もう眠いので詳しい感想は省きますが、めっっちゃくちゃいい対バンだった。ボアズは生意気な後輩としてAnalogfishを煽るようにガッツリアレンジの入ったカバーを披露し、Analogfishもそれに応えるようにカバーで返す。そして何より両方とも演奏に気合がみなぎっている。対バンかくあるべしという感じの理想的なライブだった。
boAzは単体だと先日のKOTORIとの時のほうがよかった(というかあの時がヤバすぎた)のだけど、「TEXAS」のカバーと「PIKA」が超よかった。あの「TEXAS」、音源化してほしいな……

いま気温はどんどん上昇していく
通りにいろんな食い物のにおいや
夏草のにおいが戻ってくる
(「3020」)

ここで「ホンマにそうやな」と思ってなんだか涙ぐんでしまった。通りに食い物のにおいが戻ってくる。そういうことなんだよな。
Analogfishのライブは初めてだったけど、想像の何倍もよかった。こんなにライブバンドだったなんて聞いてない!! 「この曲、マジでクソ良いな」「この演奏、今日のベストかもしれんな」というのが毎曲のように更新されていく凄まじさ。
結局いちばん良かったのは……どうでしょう。「No Rain(No Rainbow)」かなあ。スタジオ版からは想像もつかないエゲツないアレンジだった。

www.youtube.com

「僕はバカだから傷つけなきゃわからないんだ」
「そんなあなたを選んだ私に見る目がないのね」
なんて笑いながら暮れる街を歩いていた
不意に隣をいく君の髪が風に揺れる
“No Rain No Rainbow”
「この幸せの代償に僕は何を支払うんだろう」
「何も何一つも支払う必要なんてないの」
「何故?」と問いかける僕に君は困ったように
「雨が降った後にかかる虹のようなものよ」
and she said
"No Rain No Rainbow"
寄った居酒屋は値段の割に酷いもんで
それを愚痴る僕に君は思い出したように
「ただ好きなだけでこれはサービスではないの
ただ美しいだけで虹は雨の対価ではないでしょ」
「でも…」 she says
"No Rain No Rainbow"
君に何かしてあげたいっておもうよ
(「No Rain(No Rainbow)」)

もう歌詞の時点でヤバ良すぎ。下岡晃の書く歌詞、とんでもなくいいな(再確認)