ワー

10/11

雑記

発想

髪を切った。今月の「短歌ください」はよかったけど、順当によかったので一首も覚えていない(美容室で読むんじゃなくて自分で買ったらいいのに……)
穂村弘はとにかく「くびれ」を重視するので、紙面にもけっこう一読して「オッ」となるような発想勝負の歌が集まることが多い。いくつかの雑誌に掲載された人の短歌を見ても、「短歌ください」掲載歌だけ明らかに毛色が違う。ということで、あんまり繊細な短歌にギアを合わせて挑まなくてもいいので髪を刈られながら読むのにはちょうどいい感じがある。失礼極まりない話だが……

平日

最近平日の夜に何もできていない気がする。日記に時間をかけすぎているというのもあるかもしれない。実家にいた時はいいバランスだった気がするし、少なくとも1時間以上はかけないようにしたい。

Twitter

書きながら気付いたが、実家の夜が穏やかだったのはTwitterを見ていなかったことのほうが大きい気がする。Twitterを見ない。Twitterを見ない!

よかったもの

”悪のインターネット”だけど正直めちゃくちゃおもしろい

お大事にしてほしい

へー、と思ったツリー。あの衣装はCarhopというスタイルが由来だったんだ。もともとドライブインの客に配膳するための形式だったんだな。あんまり気にしたことなかったけど、確かに店内でローラースケートを履くのはおかしい。広い駐車場を駆け回るための装備だったのか。

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Carhopめぐる
しかし今になって思えば、チエルアルコのフェスイラストがこのゴリゴリのステレオタイプなのは凄いな。コミュ内容に関して、自分だったら「色」に言及されるのは嫌だ、という感想を見かけたこともあるが、さもありなん。この時のめぐるさんはアイデンティティとしてのカラーの存在を疑いもしていないはずだ。その点でシナリオの内容とこの衣装は矛盾しない。そして、そこに踏み込むシナリオが「Star'n dew by me」だったというわけだ。完璧やね。

Yussef Dayes - Welcome to the Hills

今や押しも押されもせぬ最重要(この言い回しよく見るけどなんなんだ?)UKジャズドラマーのリーダー作。Yussef Dayesかなり好きな気でいたのになぜ今まで聴いてなかったんだろう?
ライブ盤だからか、思ったよりだいぶアツくてうれしい。Yussefはどこへ行っても心地よくもダンサブルな動きのあるグルーヴを添えてくれるのだけど、それにしたって他のメンバーがどうやり合うかでプレイの熱さは変わってくるのだな、という当たり前のことに気付かされた。ジャズのMCで「Make Some Noise」とか出てくるのカッコいいすね。

朝井リョウ『何者』

読み終わった。そうよね……という展開。刺さらない人はいないような話、というか小説を読んでいる時点で刺さらざるを得ない話なのである点ではメタフィクション的でもある。
朝井リョウの作品を読むのは初めてだけど、キャラクターの類型化のうまさとか、背景の語らせ方とか、感情の吐露をがっつりキャラクターの長広舌で見せていくところとかは、ラノベ的というよりもむしろ演劇的な気がする。場面転換は多いけど、書き割りの舞台でも十分成立しそうだ。それでも、言葉選びや仕草の描写がうまいのか全然わざとらしい印象は受けない。あんまり読んだことない感じで新鮮だな。
「セリフ」
なにか一文。
「セリフ」
またなにか一文。
みたいな細かく切り刻む書き方が特徴的だが、このへんも言葉に画がぴったり付随するというところで演劇的なのかもしれない。目が滑るのであんまり好みではないが……

10/10

雑記

弾き語り

Vの弾き語りが好き。それも動画ではなく配信が一番好き。歌枠とか楽器練習枠とかもいいけど、なぜか弾き語りには特別惹かれるものがある。ということを、一年半前にした配信タイムスタンプのツイートを突然いいねされたことで思い出した。

www.youtube.com

タイムスタンプは月ノ美兎さんがウクレレで弾き語る「君の顔が好きだ」に繋がっていたのだけど、今改めて聴いてもめちゃくちゃいい。ウクレレも歌も今に比べたらうまくないかもしれないが、マイクの前で深夜にひとりウクレレを構えてこの曲を弾き語っているという空気感にやられてしまう。弾き語り枠ではなく、雑談枠でこれをやっているというのもいい……
家長むぎさんやメリッサさんの弾き語りも好きです。他に弾き語りをやるひとがいたら教えて下さい。

暑い

いい加減にしてくれ。

競馬

京都大賞典

youtu.be

めちゃくちゃいいレースだった。個人的には上がり馬よりもアリストテレス、それからキセキといった、過去に好走し、今トンネルの中にいる馬たちの復活を期待したレースだったのだけど、まさかまさか、5年前のダービー馬が復活を遂げることになるとは。直線でのキセキ・アリストテレスマカヒキの終わったとすら噂された馬3頭の叩き合いには思わず涙ぐんでしまったし、実際終わった後はTLにも感動の声が多く見られた。リアルタイムで見られてよかった……

毎日王冠

youtu.be

めちゃくちゃいいレースだった2。ダノンキングリーとシュネルマイスターの2強対決になると目されたレースだったが、ダノンキングリーはスタートから出遅れ。しかし中盤で一気に好位につけると、直線では早々と抜け出しトップへ……そこに、突然とんでもない脚で抜け出してきたシュネルマイスターが襲いかかる! まさかあそこから届くとは思わなかった。今動画を見直してもビビる。やっぱりゴボウ抜きで差し切る姿には有無を言わせぬカッコよさがある。

よかったもの

utcp.c.u-tokyo.ac.jp

スピッツ - ハヤブサ

センチメンタルな前作から突然ロックに振り切った作品。歌詞通り炸裂するギターに突然どうした???と最初は戸惑ったが、曲と詩が充実していることもあり、全くスベった感じはない……それどころか普通にロックの名盤になっている。「楓」みたいな超シングルっぽい曲がないのは寂しいが、アルバム全体の完成度はかなりのもの。「さらばユニヴァース」「HOLIDAY」が好み。やっぱ歌詞がいいよ……

斉藤和義 - 素敵な匂いの世界

雑記で挙げた「君の顔が好きだ」の原曲が聴きたくなったので、せっかくならアルバムまるごと聴くことにした。斉藤和義といえばシブいロックンロールやフォークのイメージがあったが、今作は思いっきり当時のJ-POP……80年代ロックの影響下にある歌謡曲みたいなスタイルが大半を占めている。時折ハードロックっぽいフレーズが入るのは面白いけど、ピンと来たのは結局「君の顔が好きだ」くらいかな……
「君の顔が好きだ」は斉藤和義出世作らしいが、先日書いた日記で触れたような「顔がいい」ということを堂々と歌いきっているすごい曲だ。

君の顔が好きだ 君の髪が好きだ
性格なんてものは僕の頭で
勝手に作りあげりゃいい
君の肩が好きだ 君の指が好きだ
形あるものを僕は信じる

「性格なんてものは僕の頭で勝手に作りあげりゃいい 」これはそうそう言えないですよ。なんとなく恋愛においては相手の精神面を褒めることが正しい行いとされ、身体的なものについては衰えていく一方なのだから好意の重心を置くべきではない……とされることが多いような気がする。けれど、結局「顔が好き」というのも自分の主観ひとつであって、歳を重ねても相変わらず相手の顔が好きなこともあるだろうし、老いることによって精神面で噛み合わなくなることだってあるだろう。結局「どこが好き」なんて話は挙げる側のスタンスの表明でしかなく、物に重心を置くか見えないものに重心を置くかの違いでしかない(といいな)。

君の顔が好きだ 君の髪が好きだ
朝も昼も夜も切なさに酔って
胸痛めてる自分もいい
君の声が好きだ 君の顔が好きだ
この瞬間が続く事を祈る

2番になるともっとすごい。「朝も昼も夜も切なさに酔って胸痛めてる自分もいい」これはもっと言えないですよ。「○○が好きなんじゃなくて、○○が好きな自分が好きなだけ」みたいな謎のレッテル貼りはよく見られるけれど、相手が好きで相手のことを好きな自分も好きになれたらそれが一番良いのは当然のこと。ただ後者を表明することは前述のレッテル貼りを受けることにつながりそうだと思われるのか、なかなかできる人はいない。「本当に好きかどうか」なんて結局誰にもわからないし、誰にとってもどうでもいいことのはずなのに…… 結局のところ自分以外にとって問題となるのは内面ではなく態度だけだ。 相手への言及は外見のことに徹し、自分への言及は内面に踏み込むのは筋が通っている。

斉藤和義とは全然関係ないのですが、ここまで書いたところで漫画『同居人が不安定でして』のことを思い出した。しっかりさんは度々不安定さんの「顔が好き」であることを強調していたけれど、その「形あるものを僕は信じる」態度があのラストに繋がったんだなということに突然気付いた。イメソンは「君の顔が好きだ」で決定やね。本当に?

筋トレ

スクワット 60 * 5 * 1, 80 * 10 * 3
レッグカール 65 * 10 * 3
レッグエクステンション 65 * 10 * 1, 70 * 10 * 3
案外筋肉痛が残っていた。「慣れると筋肉痛は来なくなる」みたいなことを言う人もいるけど、本当にそんなことがあるのか? 脚の筋肉痛なんて最低でも3日くらいは続くけど。

10/9

雑記

暑い

今日も暑かった。この気温ではTシャツ以上のものは着たくないが、そろそろTシャツを着られる体型ではなくなってきた。早く涼しくなってほしい。
体重は増加の一途を辿っており、増量したいとはいえ流石に腹の出方がヤバい気がする。
2月:85kg → 8月中旬:73kg → いま:79kg
太る速度速すぎない? リーンバルクとやらに切り替えたほうがいいんだろうか。でも好きなもん食いて~

クラブ

クラブイベントにまともに行ったことがない。昼間のレイブや何をやってるかもよくわからんクラブに入っていくばくもしないうちに出てきたりしたことはともかく、オールナイトでやってるようなちゃんとしたイベントに行ったことは一度もない。夜通しやるフェスには行ったことがあるが、最後力尽きてブッ倒れてるうちに終わっちゃったし……それを思うとやっぱり日中寝溜めしておいたほうがいいのかな。とにかく、「オッ」と思うイベントがあってもなかなか一歩が踏み出せない。誰か連れて行ってください。

サウジアラビアRC

仲間内でPOGをしているのだが、ドラフトの際に第一指名がカブって取り逃したコマンドラインが大活躍。おめでとう! でもくやしい~
1~7着まで全部キレイに人気順の決着は初めて見た。こんなことあるんだ。

アニメ感想

中間感想は前に書いたが、前クール分をようやく見終わったので。とはいえラブライブ!スーパースター!!は完全に積む体制に入ってしまっており、メイドラゴンもめちゃくちゃ大事に見てしまっているので、完走できたのは「かげきしょうじょ!!」と「白い砂のアクアトープ」だけ。いったい何をしていたんですか?(Twitterを見ていました……)(オモコロチャンネルを見ていました……)(匿名ラジオを見ていました……)

かげきしょうじょ!!

中間感想の通り、う~ん?と思ったりオッと思ったりしているうちに終わった。制作側としては「100期生中心の話に絞りつつ、予科生編までを完走しよう」というのが第一目標だったのだろうが、個人的には原作の魅力はむしろ100期生以外、様々な立場の人達の思いが紅華(や歌舞伎)という一点において交差するところにあったと思うので、国広先生のエピソードや大運動会の世代描写をカットしてほしくはなかったな……という気持ちが強い。スピンオフはしょうがないにしても、そのあたりは「解釈違い」感がある。
とはいえ時折再構成によってエピソードが印象を変えたり、新たな切り口が見えてきたりすることもあった。特に、彩子の話とさらさと暁也の話がまとめられることによって、芸事と恋の関係について一種の残酷さが際立った11話はかなりよかったのでは。他にも、「かげきしょうじょ!!」原作は割と重要な台詞も小さいコマに入れる節があると思っているので、そこをクローズアップして見せてくれる演出が多かったのがうれしかった(「踊りの上手な双子のうさぎです」とかね)。とりあえずキレイに締まったのでよかったのではないでしょうか。アニメを見て気になったら原作を読んでください。そしてスピンオフに打ちのめされてください。

白い砂のアクアトープ

やりたいことはだいぶはっきりと示され、思ったよりキレイに1クール目が締まった、というか11話・12話がとにかくよかった。11話はここまでさんざんゴネてきたくくるが否応なしに現実を受け入れなければならないシチュエーション作り・絶望の描き方が見事だったし、12話は「きっちり締める」「けどそのまま2クール目に入る」という構造でメタ的に人生における最終回のなさ、夢破れても新たな夢を探す人生の広大さが示されているようでよかった。とはいえ最終回にちょっと詰め込み過ぎな感もあったし、中盤わりとダレていたので、2クール目はそのへんなんとか……
中間感想の通り、「アニメとドラマが継ぎ接ぎになっている」感がやっぱり気になる。リアルで間を生かした手触りの台詞が現れたかと思えば、次の瞬間にはアニメらしいオーバーリアクションや大声が炸裂する。なんだかそのリズムについていけない。キャラクター自体もそうで、くくるの「自負だけが大きく周りが見えていない、その結果感情が優先してしまう」というあんまりアニメでは見ないタイプの高校生らしい描写はかなり良いなと思うのだが、見た目とテンションはかなりアニメ感が強いのでなんだか受け止め方に苦労する。2クール目では成長した姿が見られるのだろうか。

よかったもの

この方は卵からエミューを飼っている(脱走はしていないらしい)。ずいぶん大きくなったなあ

note.com

やっぱアイドル的な受容なんだなあ。アイドルやアイドル声優世襲制になって生まれた時から恋愛結婚の自由を奪われる未来というのはどうか。全方位から殴られそうな気がする。

prehyou2015.hatenablog.com

この記事が流れてきたので読むために当該話を見た(dアニで見られる)。めちゃくちゃよかった。し、感銘を受けたカットがこの記事と違っていたりしたのも面白かった。「リズと青い鳥」だ……と言いそうになるたびに自分を殴りながら見ていた(当然こちらの方が先)

スピッツ - フェイクファー

驚いた。こんなに急にぶっ刺さってくるなんて……! 昨日までは正直「なるほどね……」と頷く程度にしてスピッツを聴いていたが、ここにきて完全に今後何度も聴き直すであろう一枚が現れてしまった。
アルバム全体に目立つのは穏やかさとセンチメンタルな味わいだけど、何よりも詩が急に刺さってきた感じがある。特に「運命の人」→「仲良し」→「楓」あたりは全部良すぎて呻きながらうずくまってしまった。「楓」は人気曲なので知っていたけど、「仲良し」は完全に不意打ちだった。

いつも仲良しでいいよねって言われて
でもどこかブルーになってた
あれは恋だった

ウワ~!! 完全にバウムクーヘンエンド回路がバチンと入ってしまった……
上のは簡潔かつ肉体のある言葉で置かれた状況を示すタイプだが、とにかくスピッツは曲の冒頭で掴むのがうまい。

あなたのことを 深く愛せるかしら (「冷たい頬」)

バスの揺れ方で人生の意味が解かった日曜日 (「運命の人」)

このあたりには「えっどういう話!?」と一気に興味を持っていかれてしまう。
曲の面で今回驚いたのは、「エトランゼ」や「仲良し」など終止感のないメロディで終わる曲があること。この割り切れない感じがアルバム全体にセンチメンタルな味わいを加えているような気がする。歌メロも相変わらず充実しているけど、『名前をつけてやる』のころはメロディに引っ張られているというか、歌いこなせていない感じがあったボーカルが今作では完全にモノになっている。サビで盛り上がりつつも抑制を効かせた「楓」の歌唱には驚かされた。
「フェイクファー」で終わるアルバムの構成もかなり良い。次作がだいぶ楽しみになってきた!

朝井リョウ『何者』

そのうち読みたいな~と思っていたら実家にあったので持って帰ってきた。1/3くらい読んだが、いまのところ「長編の増田を読んでるみたいだな……」という感想が真っ先にくる。元は実話に基づく部分も多少あったのかもしれないけど、登場人物の嫌さを盛って、地の文に書かれる「浅い奴に対する洞察」に熱を入れてしまった結果、ただただ全員嫌なだけの話になってコメントに「うんち」とだけ書かれる、みたいな。でも結局はちゃんと主人公が一番失敗してくれるんだろうな。増田なんか書くやつが幸せになっちゃいけない(偏見)

筋トレ

チンニング 補助26 * 10 * 2, 26 * 7 * 2
マシンローイング 35 * 10 * 3
リアレイズ 18kg+5lb * 10 * 3
インクラインアームカール 9 * 10 * 3
ローイング難しすぎ問題。

10/8

雑記

運動

推しが燃えた。というわけでもないが、今日はスキャンダルが大きな波紋を呼ぶ日となった。観測圏からは数時間でだいたい言及が消えたので、「よしよし、いいTLを築けているな」と一人頷いたのだけど、こういう時の性としてツークリック圏内までは足を伸ばしてしまう。すると、こんなようなツイートがあった。
「ショックを受けたのなら、いくらでもツイートしていいよ」
これにはちょっと驚いた。こういう時の常套手段といえば、言及しない・茶化さない・やるならせめて鍵垢にするの3原則だと思っていたからだ。全世界に公開される部分だけでもスルーした風を装うことによって、拡散も防げるし、愉快犯の意気を削ぐことができる。「アンチはスルーで」と言われまくっていた2chの慣習は正しい……
けれど、本当にそれだけが正しいのだろうか。
スルーを要求することがショックを受けた人々の抑圧になっていることは否定できないし、ファン人口が多ければどのみちスルーしきれるはずもない。それなら、無理にショックを抑え込まず、いずれはスキャンダルの暴露に対する怒りの声を上げて、もう個人間の問題を消費するのをやめろ、という運動にもっていくのもひとつのとりうる態度なのではないか。
とはいえ、そういった方向へ行くエネルギーはぼくにはないし、結局これからもスルーを選んでいくだろうが……結果として、消極的な受容になってしまっているなあ、ということに気付かされた。それが悪だとは思わないが。

残暑

めちゃくちゃ暑い。もう10月なのにエアコンをつけてしまっている。ありえなくないですか?(七草にちか)
いい加減エアコンを切ろう、と思って窓を開けたら、隣の部屋のベランダから室外機の唸り声が聞こえてきた。ぼくが暑がりなだけかとも思っていたが、やっぱみんな暑いっすよね。勘弁してほしい。

青唐辛子

ナスと辛いものを食べたかったのでベイガンバルタを作った。青唐辛子が必要ということでスーパーに行ってみると、20本くらいの束で売っている。こんなに使うアテはないな……ということでレシピでは1本のところを2本入れてみたが、それだけで死ぬほど辛くなった。青唐辛子は危険。よく覚えた。
まずくはなかったが、もっとナスをよく焼くべきだった。焦がすくらいまで、というか完全に焦がしたほうがよさそう。どうせ皮は剥ぐし、多少焦げ臭くならないと味が薄っぺらい。

よかったもの

スピッツ - インディゴ地平線

またロックに振れた!前作のように全曲充実した感じではなく、アルバム全体がサラッと流れていく感じがあってこれはこれで好み。一番好きな曲は「バニーガール」……だけど最後に待ち構えている「チェリー」の風格がすごく、ほとんどボーナストラックのような圧を放っている。やっぱり有名曲を聴くと構えちゃうな。

10/7

雑記

揺れ

日記を書き始めたところで地震が来た。あ、でかい、と思ったところでフリーズしてしまい、本の山が崩れていくのを呆然と眺めていることしかできなかった。地震自体久々だったし、ここまで大きいのは人生で初めてだった。地震を避け続けて生きてきたのだ。
TLを見ていると、もともと関東に住んでいた人や、東北に住んでいた人は落ち着いて行動できているようだった。やはり経験なのか、それとも単に不測の事態に強いのか……大地震が来たとき、今回のようにガラス窓の近くで呆然と座っていては助かるものも助からない。備えとシミュレーションはしておくべきっぽい。

シャニマス地震に弱そうな部屋ランキングTOP3
3位 黛冬優子 f:id:priest_tea:20211007234704p:plain さほど物は多くなく面積も十分だが、【starringF】演出の印象は強い。カメラに映らないところは結構積み上がっているのでは? どうでもいいけど、あの演出を見るたびにARuFa家のタオル入れを思い出す。

2位 月岡恋鐘 f:id:priest_tea:20211007235236p:plain とにかく高所に不安定なモノが多い。恋鐘さんが耐震を考えて物を置くとは思えないし、「地震ば来たらその時考えればよか!」と胸を張るのが容易に想像できる。ただ、高所にあるものは比較的軽そうなものばかりなので大事には至らないという安心感もある。落ちたものを踏まないように気をつけてほしい。

1位 桑山千雪 f:id:priest_tea:20211007235601p:plain 多い雑貨、不安定な棚、高所に横積みの本、もう危険度ではダントツトップでは。震度4くらいでもめちゃくちゃになりそう。今回の地震でぼくもようやく気付いたけど、本をオープンな場所に積むのは、本当にやめたほうがいい。

よかったもの

「ワイシャツの下から大騒ぎするランキング」の昔からこういうのに弱い。

note.com

note.com

シリーズ化しちゃうのかよ

スピッツ - ハチミツ

Apple Musicで開いたらスタッフメモに「まさに名盤の名にふさわしい、珠玉の作品。」と書いてあって笑ってしまった。そんな主観でべた褒めしていいんだ。
実際、名盤の風格がある。初期のロック路線と前作・前前作のポップ路線がちょうど着地点を見つけ、どこか惹かれるクセのあるフォーク風の楽曲……つまりヒット曲しか聴いていなかったぼくのような者が思う「スピッツの音」になっている。アルバムに捨て曲はなく、曲ごとに違うところに連れて行かれる楽しさもある。
草野マサムネの歌詞も充実、独特の詩的飛躍が心地良い。聞きながら次のフレーズの歌詞を予想しても、笑ってしまうくらいにひとつも当たらない。「ロビンソン」を聴くとあだしまのことを思ってしまうのは、もはやどうしようもない。

『密着!ハロウィンワールド24時』

シャニマスの新イベント。ようやく読んだ。
どう見ても当初は予定されていなかった形で、いままでの全てのハロウィンシナリオが繋がっていく。ハロウィンシナリオに対しては全く思い入れがなく、それどころか「アイドルによく似ているだけの別世界の別人の話なんてどうでもいいから次のユニットのシナリオ進めてくれや」とすら思っていたが、これで終わりなんだろうか……と思うとなんだか寂しい。今までありがとうハロウィン。
効果音とともに突然時間が飛び、夢か現実かわからなくなる演出がかなり怖い。Fateの桜√中盤を思い出す。禁忌を開放した士郎は自覚症状こそなかったものの、精神には重大なダメージを受けており、それが突然の時間経過という形で表現される。その静かな、そして不可逆的な狂い方にかなり衝撃を受けた覚えがある……プロデューサー!休め!!
ラストに短時間で2回切り替えがあるのも怖い。認識阻害が起きているのがわかっている状態で「よかった、朝になった、これで安心だ」という終わり方は通らなくないですか? 雨月物語のやつじゃんね。朝になって「昨日は待ってもらっちゃったし、今日は提出するぞ!」と名前を書いた書類が契約書だったりするやつじゃん。コワ~

筋トレ

シンチェストプレス 50 * 10 * 1, 75 * 10 * 3
ダンベルフライ 12 * 10 * 3
マシンショルダープレス 30 * 10 * 3
マシンアームエクステンション 39 * 10 * 3
半端なメニュー。ほんとはケーブルクロスオーバーがやりたかったんだけど、ケーブルが一生混んでたから……

10/6

雑記

地獄とは依神姉妹の不在なり

日記を載せているアカウントはシャニマス用のアカウントだが、別にシャニマス以外の話をガッツリしてもいいんだなと気付いた(既に湾岸ミッドナイトの話をしまくっているので今更だが……)ということで、東方Projectで一番好きなカップリングの話をする。
タイトル通り一番好きなカップリングは依神姉妹なのだが、それは依神姉妹がカップリングになりえないカップリング、絶対に二人で幸せになることができないカップリングだからだ。幸せになりえないということがなぜ尊いのか? 最近はその理由に関して、ヨブ記テッド・チャンの試みが足がかりになるのではないかと考えている。要するに、以下のリンクのような話だ(よくまとまっているので人のブログを引用させていただく。テッド・チャン「地獄とは神の不在なり」を読んでいない人向けのワンクッションでもある……読んでいない人はこの先読み飛ばしてください)

maremlin.hatenadiary.org

ヨブ記は神による不当な試練を描くことによって、対価を求めない信仰の気高さを描いた。しかし、結局ヨブは対価を手にしてしまっている。テッド・チャンはそこにメッセージのブレを感じ、自分の手でヨブ記を再編した。その結末は主人公が地獄に落とされ、神のいない世界で神への信仰を抱き続けるというものだった……
この結末は単なる悲劇にも見えるが、ヨブ記と比較して見ることで、「対価を求めない信仰の気高さ」がより一貫した形で表現されていることに気付くことができるだろう。対価が最後まで存在しないからこそ、信仰の強さが光る。ハッピーエンドでは、信仰の気高さは薄れてしまうのだ。
東方の依神姉妹は、姉である貧乏神の依神紫苑と、妹である疫病神の依神女苑の双子からなる。この二人は共謀して異変を起こすなど、強く結びついていることは間違いないのだが、能力の相性自体はあまり良いように見えない。紫苑の能力は「自身も含めて不運にする程度の能力」、女苑の能力は「財産を消費させる程度の能力」とその種族に沿ったものだが、紫苑は不運ゆえ困窮し女苑を頼り、女苑は巻き上げた金をすぐに使ってしまう。結果として、二人とも困窮を相手のせいにしていがみ合うことになる。そしてその性質は、本人たちの意志とは関係なくどうしようもないものだ。実際、女苑は心の底では質素な生活を望んでいる。だが、金を巻き上げて豪勢に使い切ることをやめられない――彼女たちは、一人でも、そして二人でいるとさらに、幸せになることができない。そういうふうにできているのだ。
ぼくはここに、「地獄とは神の不在なり」的な気高さがあると思う。二人でいたところで決してハッピーエンドには辿り着けないのに、それでも二人でいることを選ぶということ。いや、選んでいるわけですらないのかもしれない。紫苑は女苑への不満を口にするし、女苑は紫苑を軽蔑している。実際、本編後はお互いに別の道を歩み、欲と離れた生活を送ろうと試みる……が、結局戻ってきてしまう。もうどうしようもないのだ。結局のところ、二人でいることをやめられないのだ。そういうところに、胸を衝くような哀しさと、前述の気高さがある。決してお互いの利益にならないということが、結びつきの意味を強める。

痙攣

マウスがチャタりだした。まだ1年位しか使ってないので保証期間内のはずだが、保証書をどこかへ捨ててしまったらしい。そんな……
一度クリックしたつもりがダブルクリックに化けてしまうので、タブがどんどん消えてしまったり、開きたくもないページがいくつも開いてしまったり、とにかく鬱陶しいことこの上ない。この際、ケンジントンのデカいトラックボールに乗り換えることも視野に入れたい。

よかったもの

冬眠を前にして最も太った熊を決めるFat Bear Week 2021が決着。今年の勝者は480 Otisに決まったようだ。

explore.org

ここから全候補熊の写真とプロフィールが見られる。

bukkenfan.jp

物件ファン百合記事シリーズ新作。

youtu.be

武豊×池添謙一は鉄板っぽいが、武豊は相手が多いのでCPダービーの買い目は難しい。

スピッツ - 空の飛び方

突然めちゃくちゃ売れ線っぽい優しさになった。あるいは、売れている曲しか今まで聞いていなかったからそう感じてしまうのかも……
演奏がナチュラルな分メロディの良さが際立ち、やはり特に「空も飛べるはず」の名曲感は頭が抜けている。一方、色々なところに連れて行かれて結局しっかり戻ってくるようなアルバム構成の良さは薄れてしまったような気もする。一回しか聴いてないことが印象をぼやかしている気もするので、まだ何度か通しで聴いてみたい。

10/5

雑記

存在を引き受ける

しばらく前にちょっと話題になった、「百合漫画がノベライズにあたって男主人公に変わってしまった」という話の詳細が出ていた。 yurinavi.com どう見てもNot For Meなので勝手にやったらええ、としか言いようがないが、以下の部分はちょっとおもしろかった。

少なくとも、主人公(男性)は琴崎さんに対して限りなく恋愛に近い感情を抱いています。そのうえで「百合を愛する観察者は、自分が当事者になってはいけない」つまり「琴崎さんを好きになってはいけない」と苦悩します。自分自身が男であることに起因する「肉欲」への忌避感や罪悪感、という部分も小説版で描いております。

要するに「百合好きが百合に巻き込まれる」類型の後半部分をヘテロにしたということなのだが、それによって一気に「百合を愛する観察者」たろうとする男への批評性が出てきている気がする。この主人公は、おそらく意識的にも無意識的にも「百合」を神聖視しており、肉欲にまみれた男であることを罪だと考えているのだろう……そして、こういうタイプの思考はSNSなんかでもよく見かける気がする(「正しくない性別に生まれた」とか「男でごめんなさい」みたいな卑下がツイッターには数多く存在する)。
自らの暴力性・優越性を自覚した男は、単なる「視線」にまで後退することで、はじめて安寧を得る。向こうがこちらを認知していない限り、自分と対象の関係に不均衡が発生することはない(と思える)からだ。しかし、対象がこちらを発見してしまった、対象と関わりたくなってしまった場合、いったん置き去りにできていた不均衡が逃れられない問題として戻ってくることになる。この問題は、「百合好きが百合に巻き込まれる」場合とはちがってジェンダー的な要素、つまり社会構造の問題を含むため、問題は余計にややこしくなる。「壁になりたい」やら「観葉植物になりたい」やらというように無機的で性別のない「百合を愛する観察者」たろうとした男は、自分の欲望と自分への嫌悪との間でジレンマに陥ることになる……
これだけ書いたものの、やっぱり上の作品を買う気は特にない。恋愛を成立させようとするのであればどこかで自分の存在を引き受けなければならず、問題はそのきっかけひとつだろう。だけど、動画を見た感じではあんまりキマったエピソードが出てくるようにも思えない。面白いテーマだとは思うんだけども。

よかったもの

バラしてみるとわかるけど まいるんだよなフェラーリってのは
鉄パイプをひんまげたフレームに ハリボテのアルミボディをのせただけ
こんなの大金だして買う奴の気がしれねーよナ
‥‥ただし エンジンだけはいいんだよな
湾岸ミッドナイト 2巻)

楽しみなアナウンス。

wezz-y.com

 1巻の最後にあたる9話で野本さんが春日さんに「クリスマスも年越しも一緒に過ごしませんか」って告げるシーンがありますよね。あのシーンは、ゆざきさんも私もめちゃくちゃ恋愛に踏み込んだつもりだったんですよ。ネームもかつてなく難航して、調整に調整を重ねた上での踏み込みだったのですが……。  読者さんの反応を見ていると、意外とあのイベントを恋愛フラグだと捉えている方は少なくて。「あれ!?」ってなりましたね(笑)。単純にこちらが伝えきれなかったという問題もあるのかもしれませんが、私たちが想定していたよりもずっと、世間の「女性同士の恋愛フラグ」というハードルが高かったのかな、とも思います。

な~る……とはいえ「じゃあ作者の考える恋愛の定義ってなに?」という思いもありつつ……
明確にGLをやろうという思い、レズビアンを透明化したくないという思いが伝わってくるいいインタビューだった。

スピッツ - CRISPY!

ロックだった前作から一転、完全に歌モノポップスに! こちらのほうがちゃんと聴き始める以前のスピッツのイメージに近い。先日フォロワーが言及してた「人は誰もが寂しがりやのサル」って「裸のままで」の歌詞だったのね……
「タイムトラベラー」が好き。歌詞の情景は全然わかってないけど。